ラブホテル物語
ヒーローラブホテル5話:素っ裸
｢自分でいいなら｣そのままキスをしようとして､まだ仮面をかぶっていたことに気づき､あわてて外す｡｢保さんです｣素顔を見せた自分に､久美さんが今まで一番無防備な笑い顔を見せてくれた｡素直にそれがかわいいと思う｡そっと抱き寄せてキスをする｡口付けが深まり､久美さんが息をもらした｡それが下半身を刺激する｡けれど､まだシャワーで汗も流していない｡体を離そうとすると､久美さんがいやいやしながらしがみついてきた｡それもまたかわいくて､結局そのままベッドになだれこむ｡この時ほど､ヒーローマンの衣装が邪魔くさいと思ったことはない｡あれこれと脱ぐたびに､ごとごとと音を立てて手間がかかる｡ようやく裸になって彼女を抱いた時は､それだけで達成感があった｡苦労してたどり着いたからだろうか､本当にうれしくて彼女の細い体を強く抱きしめた｡それからはもう無我夢中｡彼女が痛くないように､細心の注意は払ったつもりだけれど､途中でとまらなくなる｡激しく彼女の体を揺さぶって果てた後は､どこも痛くなかったかと必死で謝り倒した｡けれど､久美さんはにっこり笑って｢ﾋｰﾛｰが女の子をいじめるわけないでしょ?｣といってくれた｡
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｢自分でいいなら｣そのままキスをしようとして､まだ仮面をかぶっていたことに気づき､あわてて外す｡｢保さんです｣素顔を見せた自分に､久美さんが今まで一番無防備な笑い顔を見せてくれた｡素直にそれがかわいいと思う｡そっと抱き寄せてキスをする｡口付けが深まり､久美さんが息をもらした｡それが下半身を刺激する｡けれど､まだシャワーで汗も流していない｡体を離そうとすると､久美さんがいやいやしながらしがみついてきた｡それもまたかわいくて､結局そのままベッドになだれこむ｡この時ほど､ヒーローマンの衣装が邪魔くさいと思ったことはない｡あれこれと脱ぐたびに､ごとごとと音を立てて手間がかかる｡ようやく裸になって彼女を抱いた時は､それだけで達成感があった｡苦労してたどり着いたからだろうか､本当にうれしくて彼女の細い体を強く抱きしめた｡それからはもう無我夢中｡彼女が痛くないように､細心の注意は払ったつもりだけれど､途中でとまらなくなる｡激しく彼女の体を揺さぶって果てた後は､どこも痛くなかったかと必死で謝り倒した｡けれど､久美さんはにっこり笑って｢ﾋｰﾛｰが女の子をいじめるわけないでしょ?｣といってくれた｡
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