ラブホテル物語
ヘタレラブホテル5話:キャラが違います
体勢を崩して､思わず田中課長の上に覆いかぶさるようになってしまった｡その重みで眠っていた課長が目を覚ます｡｢あれ?俺､緑ちゃんを誘っちゃった?｣｢あ､その､えっと｣全面鏡張りになっている天井をぼんやりと見上げながら､課長は状況を把握しようとしてるようだった｡｢ん～｡よく思い出せないけど､いいや｣そう言うと､くるりと体勢が入れ替わった｡え?え?｢ここまで来たら､もう食べちゃっていいんだよね｣妙に男の色気を漂わせて囁かれる｡私は反射的に頷いていた｡｢じゃあ､遠慮なく｣唇を割って課長の舌が入ってくる｡う､うまいんですけど｡すぐに腰砕けだ｡そして､あれよあれよという間に器用に服を脱がされてしまった｡あの～､会社でのヘタレキャラはどこにいったんですか?どうして､夜は違うキャラなんですか?あっという間に翻弄され､喘がされ､欲しいと懇願させられ､わけがわからないうちに全てを捧げてしまっていた｡翌日､目が覚めるといつもの田中課長が申し訳なさそうな顔で頭をかいている｡｢ごめん｡ずっと好きだったもんだから｣｢じゃあ､いいです｡ただし､浮気は許しません｣私の言葉に､課長はとても頼りないヘタレ笑顔で頷いた｡
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体勢を崩して､思わず田中課長の上に覆いかぶさるようになってしまった｡その重みで眠っていた課長が目を覚ます｡｢あれ?俺､緑ちゃんを誘っちゃった?｣｢あ､その､えっと｣全面鏡張りになっている天井をぼんやりと見上げながら､課長は状況を把握しようとしてるようだった｡｢ん～｡よく思い出せないけど､いいや｣そう言うと､くるりと体勢が入れ替わった｡え?え?｢ここまで来たら､もう食べちゃっていいんだよね｣妙に男の色気を漂わせて囁かれる｡私は反射的に頷いていた｡｢じゃあ､遠慮なく｣唇を割って課長の舌が入ってくる｡う､うまいんですけど｡すぐに腰砕けだ｡そして､あれよあれよという間に器用に服を脱がされてしまった｡あの～､会社でのヘタレキャラはどこにいったんですか?どうして､夜は違うキャラなんですか?あっという間に翻弄され､喘がされ､欲しいと懇願させられ､わけがわからないうちに全てを捧げてしまっていた｡翌日､目が覚めるといつもの田中課長が申し訳なさそうな顔で頭をかいている｡｢ごめん｡ずっと好きだったもんだから｣｢じゃあ､いいです｡ただし､浮気は許しません｣私の言葉に､課長はとても頼りないヘタレ笑顔で頷いた｡
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