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ラブホテル物語
シャトーラブホテル2話:拾われて 助けてくれた燕尾服の男は江藤といった。影で見た時は3メートルくらいに見えたけど、実際に助手席から運転席を見ると、せいぜい185センチくらいだろうか。いずれにしても背は高い。それに、どうして燕尾服?こんな山奥で舞踏会でもあっているんだろうか?かけているのは、まるでアルセーヌルパンのような片側だけの丸眼鏡。確かモノクルと呼ばれているもの。そのせいか、よけいに時代がかって見える。けれど乗っている車は最新のハイブリッドカーだから、タイムスリップでもないだろう。「不思議そうに僕を見るけど、僕には君の方が不思議に見える」江藤さんは前を向いたまま言った。「そうですよね」自分の姿を見るとあんまりだった。ところどころ破れたブラウス。スカートはまるで深いスリットが入っているように裂かれている。明らかに襲われたとわかる格好の上、泥だらけだ。一瞬車に乗るのをためらったが、江藤さんは汚れるのは構わないと先回りして言ってくれた。「どうする?警察に行く?」静かに聞かれるが、首を振った。警察でいろいろと聞かれるのは嫌だった。「未遂でしたから」「そうか、わかった。女性は大変だからね」江藤さんは私の意見を尊重してくれる。 『シャトーラブホテル』の一覧へ ラブホテル物語の一覧に戻る
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