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ラブホテル物語
ジムラブホテル3話:不満 「はい、桃花さん。じゃあ、今日はベンチプレスをやりましょうか?」トレーナーがニコッと桃花に笑いかけた。ラブホテル街にある、トレーニングジムに通い始めて一週間が過ぎようとしていた。結婚相談所に加えてこのジムに通うには出費もかさんだが、それでもトレーナーが好みの男だったので満足だった。桃花つきのトレーナーになったのは、まるでジャニーズにでもいるような甘いマスクの高橋君という男性。年は五つくらい下だけど、いい感じに丁寧語が板についていてそそられる。桃花はすっかり当初の目的を忘れて、トレーナーに会いにくるために、毎日通うようになっていた。「それじゃあ、今度は腹筋にしましょうか?」「はい!」トレーナーは一日二時間くらいなら、独占して使えるのだ。その分、かなりお金が高かったが、高橋君を二時間買うと思ったら、安いくらいだった。「いいですよ。昨日よりも上手になりましたね。桃花さんは努力家だから、教えがいがあります」高橋君にほめられると、脳内にはピンク色の何かが分泌されるような気がしてくる。けれど、こんなに熱心に通って腰まで痛くしているのに、体重の方は全然減らないのだった。不満がたまっていく。 『ジムラブホテル』の一覧へ ラブホテル物語の一覧に戻る
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