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ラブホテル物語
砂漠の王子様とラブホテル1話:線路上のキャラバン 「ただいま、線路上に障害物がありますので今しばらく運行ができない状態にあります」朝の通勤ラッシュでスシ詰め状態の電車の中、都は気の抜けたアナウンスを呆然と聞いていた。今朝は大事なクライアントに朝イチでお詫びにいかなくてはならない。これで遅刻などしたら、もう二度と契約は取れないだろう。それどころか、会社においてもらえるかもわからない。イライラした気持ちで、窓の外を見た。が、そのイライラも窓の外の異世界じみた景色で霧散した。「ここって、池袋よね。どうしてキャラバンがいるの?あれって、どう見てもラクダの群れ」そこまでいって、都は言葉を失くす。何より、その砂漠で見かける商隊の中央、ひときわ艶やかなラクダの上にこしらえた輿。そこに悠然と座る男を見たせいだった。男は昔の映画に出てくるアラビアのロレンスのように金髪碧眼だった。だが、その身体は砂漠の民族衣装に包まれている。ワンピース型の衣装に顔を覆うベール。本当にアラビアンナイトに出てくる王子さまのような出で立ちに見惚れてしまう。それは他の乗客もそのようで、みなあっけにとられていた。いつまでも続くかと思われたキャラバンが通り過ぎたのはそれから十分後。 『砂漠の王子様とラブホテル』の一覧へ ラブホテル物語の一覧に戻る
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