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2話:絶望

さゆが帰宅してからも、テレビはこの大型倒産のことばかりだった。中には特別番組を編成して、3時間もぶっ続けで特集を組んであるところもある。それらの番組を見ただけでも、さゆの立場が絶望的だとわかってきた。今現在の社員は解雇。内定が決まっていた人も、もちろん就職できない。まして、まだ最終選考に残っただけというさゆでは、何の保証もしてもらえないだろう。そればかりではない。ここが倒産したことによって、大量のキャビンアテンダントが他社に流出してしまう。そうなると、何も経験がない新人よりも、ベテランの経験者を取る方が多くなるだろう。今までだって狭き門だったのが、ますます狭くなるわけだ。「ひどい。あんまりよ」さゆは電気を消した部屋の中、体育座りをして、じっとテレビ画面を凝視していた。気づくと、いつのまにかテレビは砂嵐。窓からは朝日のまぶしい日差しがカーテンの隙間から、一直線に差しこんできている。「とにかくもう一度出かけてみよう」そう思って、さゆは部屋を出た。本社前は相変わらずの人だかり。その上、雨まで降りはじめた。「寒い」そう呟いたとき、さゆは自分の体が熱を持っていることに、ようやく気づいた。

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