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ラブホテル物語
詐欺ラブホテル2話:ダンジョン新宿駅 「あの…」声をかけられて振り向くと、今回の獲物がおどおどした表情でオレっちを見上げている。マズい。余計なことを考えてたら、獲物の前を通りすぎちまった。「あ、ごめんごめん。君があんまり清楚だから、気づかなかったよ」「ごめんなさい。地味で」今回の獲物、堂元さゆりは小さくなって答えた。「そんなことは言ってないよ。それに、ボクは誰も気に留めないようなささやかな女性が好きなんだ」どう考えてもおかしなヨイショ言葉だが、さゆりはぽっと頬を染めた。こんなことを言われて怒らない女が今時いるなんてオドロキだ。いや、今回の獲物さゆりに関しては最初から驚かされてばかりだった。詐欺師というのはだいたい、出会いから演出するものなのだが、さゆりとの出会いは傑作中の傑作!初めて東京に出てきていたさゆりは新宿駅で思いっきりまよっていた。相続に関する話での呼び出しだったのだが、弁護士に指定された喫茶店と同じ名前の店が付近に3軒もあったからだ。そして新宿駅はあの通りのダンジョン。一階かと思っていた場所が地下だと言われるようなトラップ満載。そこに華麗にオレっちが登場し、道案内したという塩梅。見事彼女の信頼をそこで勝ち取った。 『詐欺ラブホテル』の一覧へ ラブホテル物語の一覧に戻る
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