ラブサスペンス
心霊スポットで 1話
これは俺が大学生だったときの話だ｡当時俺は怪奇現象の類に強い興味を持っていた｡別に幽霊だのUFOだのを信じていたわけじゃない｡ただなんとなく､そういったミステリアスな世界､退屈な毎日にちょっとした刺激を与えてくれる世界に心を惹かれていたんだ｡俺は大学で､心霊研究会というサークルに入っていた｡このサークルは､名前こそ怪しげだが､何のことはない､ただ俺と同じような趣味を持った学生たちが集まって､持ち寄った幽霊談を語りつつ､ああでもないこうでもないと自説を論じ合うだけの､まあよくある物好きの集団だった｡俺は大学入学当初からそのサークルにいたのだが､三年生にもなると､そろそろそんな意味のない集まりに飽きを感じていた｡―あれは暑い夏の日だった｡その日はサークルのイベントで､俺たちは都内の有名な心霊スポットを大勢でめぐって歩いていた｡飛び降り自殺がつづくビル､交通事故の多発するトンネル､不気味な声が聞こえるという公衆便所｡―そして最後に俺たちが訪れたのが､あの廃倉庫だった｡｢この倉庫は｣サークルのリーダーがメガホンで説明する｡｢五年前のある晩に､女子大生が惨殺された倉庫です｡いまでも深夜になるとその女子大生の霊が…｣そんな月並みでくだらない説明を､俺はあくびをかみ殺しながら聞いていた｡(死んだ女子大生よりも俺は生きてる女子大生のほうがいいぜ)ひとり抜け出して､どこかへ軟派にでも行こうかと考えた､そのときである｡俺の視界に､とびきりの美人が飛び込んだ｡
『心霊スポットで 』の一覧へ
ラブサスペンスの一覧に戻るラブサスペンス最近の記事
最新のおすすめラブホテル
周辺ラブホテルを検索[GPS]
駅近くのホテルを検索
IC近くのホテルを検索
住所でラブホテルを検索
特徴でラブホテルを検索∟ホテル掲載依頼
ショートカット
※前のページ
＃次のページ
ラブホナビTOPへ
＃次のページ
ラブホナビTOPへラブホナビTOPへ戻る
サイトマップへ
心霊スポットで 1話
これは俺が大学生だったときの話だ｡当時俺は怪奇現象の類に強い興味を持っていた｡別に幽霊だのUFOだのを信じていたわけじゃない｡ただなんとなく､そういったミステリアスな世界､退屈な毎日にちょっとした刺激を与えてくれる世界に心を惹かれていたんだ｡俺は大学で､心霊研究会というサークルに入っていた｡このサークルは､名前こそ怪しげだが､何のことはない､ただ俺と同じような趣味を持った学生たちが集まって､持ち寄った幽霊談を語りつつ､ああでもないこうでもないと自説を論じ合うだけの､まあよくある物好きの集団だった｡俺は大学入学当初からそのサークルにいたのだが､三年生にもなると､そろそろそんな意味のない集まりに飽きを感じていた｡―あれは暑い夏の日だった｡その日はサークルのイベントで､俺たちは都内の有名な心霊スポットを大勢でめぐって歩いていた｡飛び降り自殺がつづくビル､交通事故の多発するトンネル､不気味な声が聞こえるという公衆便所｡―そして最後に俺たちが訪れたのが､あの廃倉庫だった｡｢この倉庫は｣サークルのリーダーがメガホンで説明する｡｢五年前のある晩に､女子大生が惨殺された倉庫です｡いまでも深夜になるとその女子大生の霊が…｣そんな月並みでくだらない説明を､俺はあくびをかみ殺しながら聞いていた｡(死んだ女子大生よりも俺は生きてる女子大生のほうがいいぜ)ひとり抜け出して､どこかへ軟派にでも行こうかと考えた､そのときである｡俺の視界に､とびきりの美人が飛び込んだ｡
『心霊スポットで 』の一覧へ
ラブサスペンスの一覧に戻るラブサスペンス最近の記事性的ｶｳﾝｾﾘﾝｸﾞ･ｶﾙﾃリンゴの布ぶくろお嬢様観察日記最新のおすすめラブホテル周辺ラブホテルを検索[GPS]駅近くのホテルを検索IC近くのホテルを検索住所でラブホテルを検索特徴でラブホテルを検索∟ホテル掲載依頼
ショートカット＃次のページ
ラブホナビTOPへラブホナビTOPへ戻るサイトマップへ