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ラブサスペンス
![]() 4話 神よ、昨夜の出来事を告白いたします。あれは夜の祈りが終わり、私が庭先にある物置へロウソクの予備を取りに行ったときのことでした。ふと教会の窓を見ると、あの若いシスターが着替えをしているところが眼に入ったのです。礼服の中から現れた白く滑らかな裸体に、私は眼を奪われました。物置へ向かうのも忘れ、私はただ呆然と窓の中の裸体に視線を釘づけにしておりました。そして次の瞬間―ああなんということでしょう。私はくるりと身体を反転させると、我をも忘れて教会の中へと引き返し、彼女が着替えをしている真っ最中の部屋に踊りこんでいたのです。「し、神父様!」振り向いた彼女は両腕で自らの胸を隠し、声を上げました。「も、物置へロウソクを取りに行かれたんじゃなかったのですか?」理性を見失った私は気づけば彼女の質問にこう答えておりました。「ロ、ロ、ロ―ロウソクならココにあるさシスター!」ああなんということでしょう、私は両手を腰の左右にあてがいながら、まさにロウソクのごとく直立した自分自身を彼女に見せつけていたのです! 『ある神父の告白』の一覧へ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ホテル掲載依頼 ![]()
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ラブサスペンス![]() 4話 神よ、昨夜の出来事を告白いたします。あれは夜の祈りが終わり、私が庭先にある物置へロウソクの予備を取りに行ったときのことでした。ふと教会の窓を見ると、あの若いシスターが着替えをしているところが眼に入ったのです。礼服の中から現れた白く滑らかな裸体に、私は眼を奪われました。物置へ向かうのも忘れ、私はただ呆然と窓の中の裸体に視線を釘づけにしておりました。そして次の瞬間―ああなんということでしょう。私はくるりと身体を反転させると、我をも忘れて教会の中へと引き返し、彼女が着替えをしている真っ最中の部屋に踊りこんでいたのです。「し、神父様!」振り向いた彼女は両腕で自らの胸を隠し、声を上げました。「も、物置へロウソクを取りに行かれたんじゃなかったのですか?」理性を見失った私は気づけば彼女の質問にこう答えておりました。「ロ、ロ、ロ―ロウソクならココにあるさシスター!」ああなんということでしょう、私は両手を腰の左右にあてがいながら、まさにロウソクのごとく直立した自分自身を彼女に見せつけていたのです! 『ある神父の告白』の一覧へ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ホテル掲載依頼 ![]() #次のページ ![]() ![]() ![]() ![]() |