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ラブホテル物語
幽霊ラブホテル1話:迷い道の先 木がうっそうと茂っていて、まるでトンネルのように道の先まで続いている。そこまで来たところで「やばいな」と、哲也は感じていた。「こりゃあ、本格的に道に迷ったぞ」哲也は片手をハンドルに置いたまま、片手の親指をきりりと噛んだ。いらだつと、そうやって爪をかむのだ。おかげで、左手の親指はボロボロになっている。おそらく普通の人の半分くらいしかないだろう。とうとう、車の両脇に木の枝があたるようになってきた。舗装されていない道に入ってどれだけ進んだだろう。「まるで千と千尋の世界だな」自嘲気味に呟いた途端、ずぼっと木のトンネルを抜けた。急に広くて舗装もされている道路に出たのだ。「出た…」哲也はほっと胸をなでおろす。その目の前に建物の暗いシルエットが見えた。「なんだ?こんな山奥に…あ、電気がついてる」真っ暗だと思っていた建物の窓のひとつに、ふわっと灯りがついているのが見えた。そこに人影が映る。「誰かいる…」じっと見ていると、それは女性の影だとわかった。「こんなさびしい山奥に…?」ますます気にかかって、とうとう車を建物のそばに停めてしまった。車を降りて、改めて建物を見る。どうやらラブホテルのようだ。 『幽霊ラブホテル』の一覧へ ラブホテル物語の一覧に戻る
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